みなさん、こんばんは。
装備品の選び方の第5回目はハンスです。ここ10年間くらいで入門カテゴリにも普及してきた安全装備です。衝突時の首への衝撃を軽減させる防具になります。普及当初はカーボン製しかなく10万円を超える高価な装備でしたが、樹脂製でも規格を通るものが出て来てからは購入しやすくなっています。
角度に注意
ハンスを購入するときに注意する必要があるのが“角度”です。ヘッドレスト部とショルダー部の角度違いが4種類ほどあります。一般的なツーリングカーの場合は20°を選択しておけば間違いはないかと思いますが、体格が小柄でシートポジションが起きている場合は10°の選択もあり得ます。シートが寝そべっているフォーミュラーの場合は30°が一般的です。首周りのサイズ確認も忘れずに行いましょう。
樹脂とカーボン
ハンスも装備品の中では高価な分類に入ってきます。樹脂製は重量があるけど安価です。カーボン製は軽量ですが高価です。シートベルトで締め付けるから重くても大丈夫と思うかもしれませんが、シートベルトの圧力変化で前後Gを感じ取っている身としては、軽い方が影響代が少なくなります。そんなセンサー使ってないって人は樹脂製で必要十分だと思います。
ハンスは数ある装備品の中で唯一「装備してて助かった」という生の声を聞くことがあります。規格品に対して私は否定的なのですが、ヘルメットとハンスだけはセット導入を勧めています。
◆ちゃっく鈴木