みなさん、おはようございます。
昨日は参加型モータースポーツの魅力について語らせていただきました。
昨日の冒頭で「参加型モータースポーツの敷居(ハードル)が下がってきている」と書きました。今日は本当に敷居は下がっているのか検証していこうと思います。
下がった敷居
①市販車の走行性能が上がった
②サーキット施設の充実
③インターネット(SNS)の普及
市販車の走行性能が上がった
近年のクルマは改造せずともサーキット走行に耐えられる性能を持っている車種がほとんどです。ABSに代表されるように電子制御システムも初心者が安全にサーキット走ることをサポートしてくれます。サーキットを走るためだけの改造が不要なだけで敷居は一気に下がります。
サーキット施設の充実
サーキットに代表されるクローズドコースやジムカーナー場の数自体はあまり増えていないかもしれませんが、初心者を引き入れるためのサービスが年々充実してきています。ひと昔前までは一見さんお断りの雰囲気のサーキットも最近では初見さんに優しいキャンペーンなんかもやっていたりします。
インターネット(SNS)の普及
インターネットの普及は参加型モータースポーツの敷居を最も下げてくれたツールだと感じています。キーワードを入れて検索するだけでイベントがヒットするし、ホームページから直接エントリー可能だったりと入り口探しが楽になりました。
上がった敷居
①自動車の販売価格の高騰
②ミニバン・SUVの誘惑
③支出(生活費)の高騰
自動車の販売価格の高騰
悲しいことに自動車の販売価格は年々上昇しています。ひと昔前まで150万円以下で買えていたコンパクトカーも200万円付近まで上がっています。スポーツカーに至っては300万円では買えなくなってきました。クルマを買うという1番最初の敷居が上がるのはキツイ。
ミニバン・SUVの誘惑
いざクルマを買うと決意しても利便性という誘惑に負けてミニバンやSUVを買ってしまうとサーキット走行が遠のいてしまいます。近年のカーラインナップを見てもミニバン・SUV率は高く、選ばれてしまうのは必然かと。
支出(生活費)の高騰
クルマを買うにもサーキットを走るにもお金が必要になってきます。自由に使えるお金が少ないとサーキット走行が遠のいてしまいます。主には消費税の増税や物価も高くなっています。昔よりも自由に使えるお金は減っていますね。
まとめ
既に参加型モータースポーツにどっぷり浸かっている身からみると、インフラ関連の敷居は下がっている印象です。ただし1番最初の自動車を購入する敷居が上がっているのでは参加型モータースポーツの人口は増えないだろうなと・・・いやぁ、もったいない。
◆ちゃっく鈴木